腰椎圧迫骨折のリハビリについて教えてください。
痛みに合わせて軽い動きから始め、徐々に筋力・バランス訓練を行い機能回復と転倒予防を目指します。
腰椎圧迫骨折のリハビリテーションは、痛みの程度や回復の段階に合わせて、段階的に進めます。
リハビリテーションを早い段階から行うことで血行を促進し、筋力を回復させ、日常生活動作(ADL)や生活の質(QOL)の維持・改善を目指します。
また、骨折後の筋力低下や身体機能の低下を予防し、転倒による新たな骨折のリスクを減らすことも重要です。
急性期(強い痛みがある時期)
基本的には安静を主体としますが、完全なベッド上安静は筋力低下を招くため、医師や理学療法士の指導のもと、無理のない範囲で軽い動きを取り入れます。必要に応じてコルセットなどの装具を使用し、骨折部位の安定と痛みの改善を図ります。
亜急性期〜(痛みがやや緩和してきた時期)
- 歩行訓練:少しずつ歩く練習を始め、徐々に歩行能力を回復させます。
- 筋力トレーニング:体幹(特に背筋や腹筋)や太ももなどの筋力を強化する運動を行います。これにより、腰椎への負担を分散させることができます。
- バランス訓練:転倒予防のために、バランス能力を高める運動を取り入れます。
- 姿勢の矯正:正しい姿勢を意識し、猫背にならないようにすることで、腰に余計な負担をかけないよう心がけます。
リハビリは医師や理学療法士の指導のもと、個人の状況や痛みに合わせて進めることが非常に重要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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