ドケルバン病は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
消炎鎮痛剤の飲み薬や貼り薬、塗り薬を使用します。胃腸障害やかぶれといった副作用があります。
この病気は、主に消炎鎮痛剤を使用して治療します。薬による治療には、主に以下の種類があります。
- 内服薬:痛みや炎症を抑えるために、消炎鎮痛剤の飲み薬が処方されることがあります。胃腸障害や腎臓障害、喘息発作、蕁麻疹といった副作用の可能性があります。
- 外用薬:患部に直接貼る湿布(シップ)や塗り薬も、炎症を和らげる目的で使用されます。かゆみや発赤などの副作用の可能性があります。
- 注射薬:痛みが強い場合や、飲み薬や外用薬で効果が不十分な場合には、腱鞘内にステロイド(炎症を強力に抑える薬)と局所麻酔薬を混ぜたものを注射することがあります。
ステロイド注射は非常に有効ですが、以下のような副作用のリスクがあるため、医師の指示に従い、頻繁な繰り返し注射は避ける必要があります。
- 腱の断裂:繰り返しの注射によって、腱がもろくなり、切れてしまう(断裂)可能性があります。
- 感染症:注射部位から細菌が入り、感染症を引き起こすことがあります。ステロイドは抵抗力を低くし、細菌感染症が悪化しやすいことがあります。
- 皮膚の変化:注射した部分の皮膚が白く変色したり、へこんだり、色素が沈着したりすることがあります。
- 神経損傷:指先に向かう神経が近くを走っているため、この神経を損傷するリスクがあります。
どの薬にも副作用は完全に避けることはできません。医師から副作用の可能性の話を聞いたうえで、治療を受けるようにしましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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