ドケルバン病で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
薬が効かない場合には、サポーターや装具の使用に加えて手術が検討されます。
この病気で、飲み薬や注射などの投薬加療を続けても、症状が改善しない場合や、効果が一時的で頻繁に再発を繰り返すような場合には、サポーターや装具の使用に加えて手術療法が検討されます。
- サポーターや装具:指や手首の運動を制限することで、腱にかかる負担を減らし、治りを早くします。2~3ヶ月使用することもあります。
- 手術(腱鞘切開術):炎症を起こして厚くなった腱鞘(腱の通り道)を外科的に切開し、腱への圧迫を取り除くことで、腱の動きをスムーズにして痛みを解消します。
手術は、ステロイド注射を複数回行っても効果がない、または再発を繰り返す場合、患者さんが手術を希望する場合などに考慮されます。
手術時間は30~60分程度で、日帰りで行われることも多いです。ただし、重要な神経が近くを通っているため、神経損傷のリスクに注意が必要です。
どの治療法を選択するかは、患者さんの症状の程度や生活スタイル、治療への希望などを考慮し、医師とよく相談して決定することが重要です。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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