更年期障害の薬はありますか?
更年期障害にはホルモン補充療法などの薬物療法が有効です。
はい。更年期障害にはいくつかの薬物療法があります。
更年期障害に対して行う主な薬物療法は、以下の通りです。
ホルモン補充療法
更年期障害に対して最も一般的な治療法となります。エストロゲンを始めとした女性ホルモンを補充することで、ホットフラッシュや外陰部の違和感など、さまざまな更年期症状が改善することが期待できます。
一方で誰でも使用できるわけではなく、
- 乳がんや心臓疾患の病歴のある方
- 60歳以上の方
- 閉経後10年以上経過している方
などは使用不可であったり、必要性について慎重に検討すべきとされています。
抗うつ薬
気分の落ち込みなど精神的な症状が強い場合には、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などの一部の抗うつ薬が有効とされています。
漢方薬
漢方薬が有効なこともあります。ホルモン補充療法が使いづらい方などで試してみることがあります。
成育医療研究センター 産婦人科 共同研究員
藤井 達也 監修
(参考文献)
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