ドラベ症候群の診断基準を教えてください。
ドラベ症候群の診断基準は症状・検査所見・鑑別診断・遺伝子検査の項目から構成されます。
ドラベ症候群の診断基準は症状・検査所見・鑑別診断・遺伝子検査の項目から構成されます。確定診断は1歳未満でけいれん発作を発症し、特徴所見+遺伝子所見、または条件を満たせば遺伝子陰性でも可となります。
以下が詳しい診断基準です。
<診断基準>
Definite(確定診断例)を対象とする。
ドラベ症候群の診断基準
A.症状
B.検査所見
- 血液・生化学的検査:特異的所見なし
- 病理検査:特異的な所見なし
- 画像検査:乳児期は正常だが、幼児期以後は非特異的大脳萎縮がみられる。海馬萎縮を伴うこともある
- 生理学的検査:脳波では背景活動の徐波化、広汎性多棘徐波、多焦点性棘波が年齢に伴って消長する
- 運動・高次脳機能検査:幼児期以後に中等度以上の知的障害を伴うことが多く、神経学的にも失調や下肢の痙性を伴う。広汎性発達障害がみられることもある
C.鑑別診断
以下の疾患を鑑別する。
- 複雑型熱性けいれん
- 全般てんかん熱性発作プラス
- 焦点性てんかん
- 乳児良性ミオクロニーてんかん
- レノックス・ガストー症候群
- ミオクロニー脱力発作を伴うてんかん
- PCDH19関連症候群
D.遺伝学的検査
SCN1A遺伝子の検索をすすめる(ヘテロ変異を75%に、微小欠失を数%に認める)。陰性の場合は、さらにSCN1B、SCN2A、GABRG2遺伝子も検索する。
<診断のカテゴリー>
1歳未満でA1を発症し、A2~5の特徴を1つ以上有する場合は本症候群を疑い、遺伝子検査をもってDefinite(確定診断)とする。ただし、1歳未満でA1を発症し、A2~5の特徴を2つ以上有し、かつ B3~5のうち1つ以上を有する場合は、遺伝子検査が陰性でもDefinite(確定診断)とする。
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文京小石川クリニック 脳神経内科、 東京女子医科大学附属病院 東洋医学研究所クリニック 脳神経内科
越智 佳奈 監修
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