大腿骨頸部骨折のリハビリ内容について教えてください。
早期離床、関節可動域訓練、筋力強化、歩行訓練、ADL訓練を段階的に進めていきます。
大腿骨頸部骨折のリハビリテーションは、手術翌日から開始されることが多いです。以下は一例です。
急性期(術後1~3日)
- 早期離床(ベッド上での座位、端座位)
- 呼吸訓練、循環改善のための運動
- 健側の関節可動域訓練
- 患側の等尺性筋収縮(筋肉を動かさずに力を入れる運動)
回復初期(術後3~7日)
- 患側の関節可動域訓練(医師の許可範囲内で)
- 立位訓練(平行棒内での立位保持)
- 荷重訓練(医師の指示に従い、全荷重、部分荷重、非荷重など)
- 歩行器や松葉杖を使用した歩行訓練の開始
回復中期(術後1~4週)
- 筋力強化訓練(特に中殿筋、大腿四頭筋など)
- 歩行距離の延長、歩行補助具の段階的変更
- バランス訓練
- 基本的なADL(日常生活動作)訓練
回復後期(術後4週目以降)
- より高度な筋力強化訓練
- 応用歩行訓練(階段昇降など)
- 応用的なADL訓練
- 自宅環境に合わせた動作訓練
リハビリの進行速度は、患者さんの年齢、全身状態、骨折型、手術方法、社会背景などによって個人差があります。また、禁忌肢位や荷重制限は手術方法によって異なるため、医師や理学療法士の指示に従うことが重要です。


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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
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