大腿骨頸部骨折は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
骨折自体は手術が主治療で、薬物は疼痛管理や骨粗鬆症治療、血栓予防に用いられます。
大腿骨頸部骨折の主たる治療は手術であり、薬物療法だけで骨折を治すことはできませんが、以下のような目的で薬物が使用されます。
- 疼痛管理: NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)、アセトアミノフェン、オピオイド鎮痛薬などが使用されます。副作用として胃腸障害、腎機能障害、眠気、便秘などがあります。
- 骨粗鬆症治療: テリパラチド、ロモソズマブ(イベニティなど)ビスホスホネート製剤(アレンドロネートなど)、SERM(選択的エストロゲン受容体調節薬)、デノスマブなどが使用されます。副作用として顎骨壊死、消化器症状、筋肉痛などがあります。
- 血栓予防: 低分子ヘパリン、直接経口抗凝固薬(DOAC)などが使用されます。副作用として出血リスクの増加があります。
- 術後感染予防: 抗生物質が使用されます。副作用としてアレルギー反応、消化器症状などがあります。
これらの薬物は患者さんの年齢、全身状態、合併症などを考慮して選択されます。特に高齢者では、多剤併用による相互作用や副作用に注意が必要です。


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まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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