悪性中皮腫の進行速度はどの程度ですか?
進行が速い病気であり、診断後の生存期間は6〜12ヶ月ほどであるという報告があります。
悪性中皮腫はまれな病気であり、進行速度について示したデータは非常に限られていますが、進行が速く、予後が悪い病気であると考えられています。
一般的に悪性中皮腫は、アスベストの曝露が原因となって起こる病気であり、曝露後25〜50年の潜伏期間を経て発症するという病気です。
一方で、悪性中皮腫に至ってしまうと、急速に進行するという側面も持ち合わせています。ある研究によると、免役チェックポイント阻害剤などを用いた免疫療法や、抗がん剤を用いた化学療法の開始後に、がんが進行せず安定している期間(無増悪生存期間)は約7ヶ月であったと報告されています。
また、診断後の生存期間は6〜12ヶ月ほどであると考えられています。
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
日本肺癌学会.“悪性胸膜中皮腫診療ガイドライン2022年版を利用するにあたり”.日本肺癌学会.https://www.haigan.gr.jp/guideline/2022/2/0/220200000100.html,(参照 2024-06-24).
S. Popat,et al. Malignant pleural mesothelioma: ESMO Clinical Practice Guidelines for diagnosis, treatment and follow-up. SPECIAL ARTICLE. 2022, 33, P129-142.
John Tedesco et al. Malignant Pleural Mesothelioma: Current Understanding of the Immune Microenvironment and Treatments of a Rare Disease. Cancers (Basel) . 2022, 14, 4415.
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