子供が低体重になる際、気をつけるべき初期症状やサインはありますか?
体重の増え方の低下が最も重要なサインです。食欲低下、元気のなさなど気になる変化があれば小児科を受診しましょう。
はい、子供が低体重になる際には気づきにくいこともありますが、最も重要なサインは「体重の増え方が悪くなること」です。生まれつき小柄なことよりも、成長の変化に注目することが大切です。
最も信頼できるサインは、成長曲線(子供の成長を示したグラフ)で体重が増えなくなったり、これまでの成長カーブを下回るようになったりすることです。乳幼児では、授乳や食事の量が減る、飲む力が弱い、授乳中に疲れて眠る、むせる、食事に時間がかかる、嘔吐や下痢が続くなどに注意が必要です。
また、服やおむつのサイズが長期間変わらない、痩せて肋骨(ろっこつ)や肩甲骨(けんこうこつ)が目立つ、元気がない、疲れやすい、機嫌が悪いといった変化もみられます。栄養不足が続くと、身長の伸びや発達(運動や言葉などの成長)が遅れることもあります。学童期以降では、運動すると疲れやすい、集中力が続かない、思春期の開始が遅れることもあります。
体重減少や成長曲線の低下、長引く嘔吐・下痢、食事が十分にとれない状態、発達の遅れなどがあれば小児科を受診してください。ぐったりしている、呼吸が苦しい、脱水(体の水分が不足した状態)、ほとんど飲食できない、血便がある場合は速やかな受診が必要です。
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(参考文献)
Hokken-Koelega ACS, et al. International Consensus Guideline on Small for Gestational Age: Etiology and Management From Infancy to Early Adulthood (2023 Update). Endocr Rev. 2023, 44, 539-565.
World Health Organization.“WHO Guideline on the Prevention and Management of Wasting and Nutritional Oedema (Acute Malnutrition) in Infants and Children under 5 Years”.Geneva: World Health Organization.https://www.who.int/publications/i/item/9789240082830,(参照 2026-08-25).
Hans B. Kersten et al.“Clinical Practice Guideline for Diagnosis and Management of Faltering Weight”.American Academy of Pediatrics.https://publications.aap.org/pediatrics/article/157/4/e2025075764/206901/Clinical-Practice-Guideline-for-Diagnosis-and?autologincheck=redirected,(参照 2026-08-25).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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