子供が低体重で生まれた場合、その後の成長について教えてください。
低体重で生まれても多くは順調に成長しますが、成長の経過を継続して確認することが大切です。
低体重で生まれた子供の多くは、その後に十分なキャッチアップ成長(出生時より遅れていた成長を取り戻すこと)を示し、健康に育ちます。ただし、成長の経過は早産かどうかや、お腹の中での発育、家族の体格などによって異なるため、継続的な経過観察が大切です。
低出生体重児(出生体重2,500g未満)は、早産(予定より早く生まれること)や胎児発育不全(お腹の中で十分に育たなかったこと)などが原因です。多くは生後6~24ヶ月頃に体重や身長が追いつきますが、極低出生体重児(1,500g未満)や著しい胎児発育不全があった子供では、キャッチアップ成長がゆっくりで、低身長が続くことがあります。また、頭囲(頭の大きさ)の伸びや発達(運動や言葉などの成長)、視力・聴力も定期的に確認することが重要です。
早産児では修正月齢(出産予定日を基準にした月齢)で成長を評価します。低出生体重だからといって、急いで体重だけを増やすことはすすめられず、身長や頭囲も含めたバランスのよい成長を目指します。2~4歳頃までキャッチアップ成長がみられず低身長が続く場合は、小児科や小児内分泌科で詳しい評価がすすめられ、必要に応じて成長ホルモン治療が検討されることがあります。
低体重について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
Hokken-Koelega ACS, et al. International Consensus Guideline on Small for Gestational Age: Etiology and Management From Infancy to Early Adulthood (2023 Update). Endocr Rev. 2023, 44, 539-565.
World Health Organization.“WHO Guideline on the Prevention and Management of Wasting and Nutritional Oedema (Acute Malnutrition) in Infants and Children under 5 Years”.Geneva: World Health Organization.https://www.who.int/publications/i/item/9789240082830,(参照 2026-08-25).
Hans B. Kersten et al.“Clinical Practice Guideline for Diagnosis and Management of Faltering Weight”.American Academy of Pediatrics.https://publications.aap.org/pediatrics/article/157/4/e2025075764/206901/Clinical-Practice-Guideline-for-Diagnosis-and?autologincheck=redirected,(参照 2026-08-25).
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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