結節性硬化症の場合、腰にできものは発生しますか？
「シャグリンパッチ」とよばれる皮膚病変ができる可能性があります。
結節性硬化症に特異的な皮膚病変で、背中や腰のあたりにできやすいとされる「シャグリンパッチ」が発生することがあります。
シャリングパッチは表面がみかんの皮のようにデコボコした盛り上がりで、粒起革様皮とも呼ばれることがあります。
5歳以下の患者さんの25％、5歳以上の患者さんの50％以上で認められ、通常は思春期以降に現れます。
腰や背中のほか体幹や太ももにできることがあり、結節性硬化症の臨床的診断基準のひとつとされている症状です。時々大きな塊としてみられることがあります。
治療にはシロリムスという塗り薬を使いますが、目立たなくなるまでには時間を要すると考えられています。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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