低血圧症が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか？

日常生活に支障が出るほどの症状がある場合や、失神した場合は受診が必要です。

低血圧症であっても、特別な症状がなく、日常生活に全く支障がない場合は「体質的なもの」（本態性低血圧）と考えられ、特に治療の必要はありません。

病院を受診する目安となるのは、血圧の低下によって全身の臓器へ送られる血液量が減り、生活に影響が出るような症状が現れた場合です。受診の目安としては以下のようなものがあります。

• 症状が重い、または頻繁に起こる立ちくらみやめまい、強い疲労感などにより、仕事や学校生活に支障をきたしている場合。
• 失神（意識を失うこと）が起きた場合。
• 胸痛や動悸が伴うなど、他の病気の可能性がある場合。

心配な症状がある場合は、早期に受診し、低血圧の原因を詳しく調べてもらうことが望ましいでしょう。