MALTリンパ腫のセルフチェックはできますか？

無症状が多いですが、まれに、腹痛、腹部の不快感、吐血、全身のだるさなどが生じることがあります。

米国の疫学調査では、MALTリンパ腫の10年生存率は84.7％とされています。

胃のみに限局した胃MALTリンパ腫の場合、ピロリ菌の除菌を行うことで、多くの場合治癒します。

治療中は免疫力が低下しており、手洗いやうがいを徹底して、ウイルスや細菌による感染症に注意しましょう。

経過が緩徐な腫瘍ですので、治癒を目指した治療関連死亡率の高い治療は原則推奨されません。

胃MALTリンパ腫に限ればピロリ菌の除菌療法のほか、リツキシマブを中心とした治療が選択されます。

MALTリンパ腫が疑われる場合は血液内科、胃MALTリンパ腫に限ると消化器内科を受診しましょう。

胃MALTリンパ腫かそれ以外か、および病変の広がりの程度によって治療は大きく異なります。

進行が遅いインドレントリンパ腫に分類され、初期段階では明確な症状が現れにくい傾向にあります。