肺動脈性肺高血圧症の場合、心拍数が高いとどうなりますか?
心拍数が高い状態が持続すると心臓に過度な負担がかかり、右心不全のリスクが高まります。
肺動脈性肺高血圧症(PAH)患者さんにとって心拍数の管理は非常に重要であり、心拍数が高い状態(頻脈)が続くと心臓に過度な負担がかかり、右心不全のリスクが高まることが知られています。
PAH患者さんでは、上室頻拍というタイプの頻脈性不整脈(心房粗動や心房細動など)は、年間約2.8%の頻度で発生すると言われています。
PAH患者さんで持続的な心房細動がある場合、予後が悪いことが報告されているため、正常な心拍数を維持することは長期生存を目指すために重要です。
このため、心拍数が高いと感じた場合は無理をせずに休息を取り、医師に相談してください。
京都大学医学部付属病院呼吸器内科 呼吸器内科
山城 春華 監修
(参考文献)
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