呼吸不全とはどのような状態(病態)ですか?
血液中の酸素が不足する、または二酸化炭素がうまく吐き出せず体に溜まってしまう状態のことです。
呼吸不全とは、室内で普段通りに呼吸しているときの血液中の酸素の量が、正常な状態よりもかなり少ない状態(具体的には60mmHg以下)を指します。
大きく分けると、酸素が足りなくなるタイプ(Ⅰ型呼吸不全)と、二酸化炭素も体に溜まってしまうタイプ(Ⅱ型呼吸不全)の2つに分類されます。さらに、この状態が1ヶ月以上続いている場合は「慢性呼吸不全」、比較的短い期間で急激に起きた場合は「急性呼吸不全」と呼ばれます。
呼吸不全になると、体に必要な酸素が十分に届かなくなるため、息切れや息苦しさを感じたり、体がだるくなったり、集中力が続かなくなったりすることがあります。原因は、肺炎や喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)といった肺の病気のほか、心臓の病気などさまざまです。
この状態を放置すると、心臓をはじめとする全身の臓器に大きな負担がかかってしまう可能性があります。もし、普段よりも息苦しさや息切れを感じるなど、気になる症状が続く場合には、早めに医療機関を受診し、医師へ相談するようにしましょう。
呼吸不全について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
O'Driscoll BR et al. BTS guideline for oxygen use in adults in healthcare and emergency settings. Thorax. 2017, 72, ii1-ii90.
Goel NN et al. Noninvasive Respiratory Support for Adult Patients with Acute Respiratory Failure. An Official American Thoracic Society Clinical Practice Guideline. Am J Respir Crit Care Med. 2026, , aamag302.
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編集・監修基準について
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京都大学iPS細胞研究所 呼吸器内科
山形 昂 監修
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