サイトメガロウイルスはどのように検査しますか?
ウイルス分離やPCRによるDNAやRNAの検出、生検、血清抗体価の測定などによって検査します。
先天性サイトメガロウイルス感染症
先天性サイトメガロウイルス感染症では、生後3週間以内の血液や尿からサイトメガロウイルスを分離したり、PCR法でウイルスDNAを検出します。生後3週間を過ぎてしまった場合は、新生児スクリーニングの際に採取した濾紙血や乾燥臍帯(へその緒)を用います。
後天性サイトメガロウイルス感染症
早産児における後天性サイトメガロウイルス感染症では、症状が出た時の血液や尿を用いて、PCR法でウイルスDNAを検出します。
免疫不全の方におけるサイトメガロウイルス感染症
免疫不全の方におけるサイトメガロウイルス感染症では、症状が出ている臓器を生検し、ウイルス分離や病理学的評価を行います。サイトメガロウイルス感染症の活動性は、抗原血症検査などで行います。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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サイトメガロウイルス感染症
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「サイトメガロウイルス感染症」とはどのような病気ですか?
通常、幼小児期に不顕性感染し、主に免疫不全者に回帰発症して重篤な全身感染症をきたす病気です。
サイトメガロウイルス感染症の原因は何がありますか?
胎盤や産道、母乳を介した垂直感染のほか、輸血や性行為などによる接触感染も認められています。
サイトメガロウイルス感染症ではどのような症状がありますか?
発熱や間質性肺炎、肝機能障害、腸炎、網膜炎、黄疸、肝脾腫、難聴など、感染時期によって症状は異なります。
サイトメガロウイルス感染症には初期症状はありますか?
感染した当初は、症状がほとんどない、もしくは風邪症状にとどまることが多いです。
サイトメガロウイルス感染症の場合、主にどのような治療をしますか?薬の副作用はありますか?
多くの場合は治療不要ですが、がんや臓器移植などが背景にある場合は抗サイトメガロウイルス薬により治療が行われます。
サイトメガロウイルス感染症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
サイトメガロウイルス感染症が疑われる場合には、小児科や内科などを受診するようにしましょう。
サイトメガロウイルス感染症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
サイトメガロウイルス感染症に関して、日常生活で気を付けることはありますか?
日常生活では、過度な運動や飲酒、キスや性行為などを控えることが大切です。
妊娠中にサイトメガロウイルスIgM陽性だった場合どうしますか?
IgG抗体のアビディティーを測定し、初感染者であるかどうかを確認することがあります。
大人がサイトメガロウイルスに感染する場合の感染経路はどのようなものがありますか?
ウイルスは子宮頸管の粘液や精液、便、母乳などの分泌液と接触することにより感染します。
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