線維性骨異形成症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
骨粗鬆症の治療薬が使われる場合がありますが、顎骨壊死などの可能性があります。
線維性骨異形成症の薬物治療は、骨の痛みを和らげる目的で行われます。 主に使われる薬は、以下の通りです。
ビスホスホネート製剤
- 効果:骨の破壊を抑える作用があり、痛みの軽減や骨折のリスクを減らす効果が報告されています。一部の患者さんでは、レントゲン画像上で骨病変が改善した例も報告されています。
- 副作用:一時的な発熱や全身の骨の痛みを生じることがあります。ほかには、ビスホスホネート製剤の使用により、顎の骨が壊死するリスクが指摘されています。治療開始前に歯科検診を受け、口の中を清潔に保つことが推奨されています。
抗RANKL抗体(デノスマブ)
- 効果:骨の破壊を強く抑える効果が期待されています。
- 副作用:血中のカルシウムが下がる、低Ca血症を生じる場合があります。ビタミンD製剤を併用することで、これを予防することがあります。
痛み止めの薬としては、アセトアミノフェンやトラマドールなどが使われます。これらは骨を強くする治療薬ではないため、根本的な作用ではありません。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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