線維性骨異形成症では手術が必要ですか?
変形の矯正や機能の改善、骨折予防や治療のために必要となることがあります。
この病気のすべての方が、手術を必要とするわけではありません。特に症状のない単骨性病変の場合は、経過観察で十分なことが多いです。 しかし、次のような場合には、手術の必要性が検討されます。
- 骨の変形が進行する場合:特に脚の骨の変形(太ももやすねの骨)がひどくなり、歩行や関節機能に影響が出る場合。
- 骨折の危険性が高い場合:骨がもろくなり簡単に骨折してしまう場合や、骨折が起こりそうな状況で骨折を予防するため。
- 視力や聴力などの機能が損なわれる場合:顔や頭の骨の変形により、機能の障害を起こす場合や、顔の見た目の問題も手術の理由となることがあります。
- 骨折の回復に時間がかかっている場合:骨折した部位での不安定性が高いため、骨折の治癒に長期間を要している場合。
手術には、骨の形を整える矯正骨切り術や、骨を補強する髄内釘(ずいないてい)や、プレートでの固定術、病変を掻き出して骨を移植する掻把(そうは)骨移植術など、さまざまな方法があります。特に、全体重がかかる太ももの骨の病変では、歩行障害を長引かせないためにも、十分な固定性の得られる手術が必要となる場合があります。
手術の適応は、患者さんの年齢、病変の場所、大きさ、活動性などによって慎重に判断されます。また、若年者や多骨性の病変では、手術後に再発しやすい可能性があるため、注意が必要です。


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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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