横行結腸癌の場合、便はどうなりますか?
血液が混ざって便が黒っぽくなることがあります。
横行結腸癌の場合、腫瘍からの出血によって便に血液が混ざり、色が黒っぽく変化することがあります。
横行結腸は大腸の中ほどにあり、この場所の腫瘍から出血があっても、便として出てくるまでにある程度時間があります。
そのため便の色調は鮮やかな赤では無く、暗赤色~黒色の便となることが多いです。
大腸癌では、肛門に近い部位の直腸がんやS状結腸がんでは便の形状が細くなることがありますが、横行結腸がんの場合にはあまり起こりません。
これは、横行結腸ではまだ便が軟らかいですし、出口から遠いためです。ただし、病気の進行によって腫瘍が大きくなれば便の通過を妨げるため、便秘になったり、ひどくなると腸閉塞を起こすこともあります。
便の状態の変化は時に病状の把握に有用であるため、変化があれば主治医に相談しましょう。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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