「オウム病」とはどのような病気ですか?
オウム病は、主に鳥から人間に感染する、全身症状と呼吸器症状を特徴とする感染症です。
オウム病は、「オウム病クラミジア(Chlamydia psittaci)」という細菌が原因で引き起こされる病気です。この病気は、主に鳥から人間にうつることが知られており、感染すると体全体に症状が出やすく、肺炎のような呼吸器の症状も現れることがあります。世界中で確認されており、稀に集団発生することもあります。
元々はオウムやフィンチといった鳥から感染する珍しい肺炎として発見され、当時は腸チフス、発疹チフス、肺炎の中間のような病気だと考えられていました。この細菌は現在、ほとんどの鳥種に感染することが知られているため、「オウム病(psittacosis)」の代わりに「鳥類病(ornithosis)」という言葉が使われることもあります。
京都大学医学部附属病院 呼吸器内科
山形 昂 監修
(参考文献)
Bernard J Wolff et al.“Chlamydia psittaci comparative genomics reveals intraspecies variations in the putative outer membrane and type III secretion system genes”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25887617/,(参照 2025-07-30).
Xincheng Qin et al.“A novel variant of Chlamydia psittaci causing human psittacosis in China”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39059574/,(参照 2025-07-30).
Michael R Knittler et al.“Chlamydia psittaci: update on an underestimated zoonotic agent”.National Library of Medicine.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25853998/,(参照 2025-07-30).
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