陰茎がんの診断方法について教えてください。
陰茎がんの診断は、主に身体診察と組織生検によって確定されます。
陰茎がんの診断は、次のような段階で行われます。
問診・身体診察
医師が患者さんの症状や病歴を聞き、陰茎の病変や足の付け根(鼠径部)のリンパ節の腫れがないかを目で見て、手で触って詳しく調べます。病変の場所、大きさ、数、形(いぼ状、潰瘍状など)、周囲の組織との関係などを確認し、記録します。
組織生検
最も重要な診断方法です。疑わしい病変から組織の一部を採取し、顕微鏡で詳しく検査します。これにより、良性の病気やがんになる前の状態(前がん病変)と区別し、がんの種類(扁平上皮癌など)や悪性度を正確に診断します。生検には、パンチ生検、切開生検、切除生検などがあり、腫瘍の状態に応じて使い分けられます。ほとんどの場合は生検でがんの診断が可能ですが、検体の状態により診断できないこともあります。その場合は、手術で切除した検体によって診断が確定することがあります。生検では、一部の組織しか採取しないため、がんの広がりや悪性度、サブタイプなどは、手術で切除した検体を用いて検討しないと正しく診断できない場合もあります。
画像診断
腫瘍がどれくらい深く広がっているか(深達度)を調べるために、MRIや超音波検査を行うことがあります。
リンパ節や遠隔臓器への転移がないかを確認するために、CT検査やPET/CT検査が追加されることもあります。


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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
(参考文献)
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