多血症が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
健診などで多血症の疑いがあれば、まずはかかりつけ医にご相談の上、血液内科を受診してください。
多血症は、特に軽度の場合は初期症状を伴わないことが多く、健診で初めて疑われる場合もあります。疑わしい症状がある場合や、健診で多血症の可能性を指摘された場合は、まずは、内科のかかりつけ医にご相談ください。
多血症の症状については、以下のQ&Aも合わせてご参照ください。
絶対的多血症の中でも、真性多血症が疑われる場合は、診断のために専門的な診断・検査が必要となりますので、血液内科の受診が求められます。
公開日:
最終更新日:
兵庫医科大学病院 輸血・細胞治療センター 血液内科
山原 研一 監修
(参考文献)
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多血症
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「多血症」とはどのような病気ですか?
血液中の赤血球が異常に増えてしまう病気です。血液の粘稠(粘り気)が上がり、血栓のリスクがあります。
多血症の原因は何がありますか?
脱水やストレス、造血幹細胞の異常、心肺機能の低下や喫煙に伴う低酸素血症など、さまざまな原因があります。
多血症ではどのような症状がありますか?
顔面紅斑、かゆみ、めまい、耳鳴り、頭痛があります。重度であれば、脳梗塞・心筋梗塞などが起こります。
多血症には初期症状はありますか?
初期では無症状であることが多いです。症状が進行すると顔面紅潮やかゆみを感じます。
多血症の場合、主にどのような治療をしますか?
原因により治療法は異なります。赤血球の絶対数が多ければ、血液を抜く瀉血や抗血栓療法を行います。
多血症のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
多血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
真性多血症の場合、瀉血、抗血栓療法、細胞減少療法が選択されますが、それによる副作用は起こりえます。
多血症で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
真性多血症の場合、骨髄繊維症や急性白血病への移行を認める場合があり、造血幹細胞移植が検討されます。
多血症の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
相対的多血症の場合はストレスや脱水の回避、絶対的多血症の場合は、高血圧や肥満のリスクに気をつけ、タバコ、アルコールの制限をしましょう。
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