痙縮と拘縮の違いはなんですか?
痙縮ではゆっくりであれば他人により、動かせますが、拘縮ではゆっくりであっても動かせません。
痙縮と同じように、筋肉や関節が固くなる症状に固縮や拘縮があります。
痙縮では、ある関節を他の人が速く動かそうとすると緊張が高まりますが、ゆっくり動かせば緊張は弱くなります。このように関節を動かす速度に関連して、抵抗が変わるのが痙縮の特徴です。
固縮は、速く動かしても、ゆっくり動かしても抵抗は変わらないか、ときどきガクンと抵抗が弱くなり、またすぐに抵抗を感じたりします。パーキンソン病による体の動かしにくさがその代表です。
拘縮は、他の人がどんなにゆっくり頑張って動かそうとしても、関節の動く範囲が狭くなって動かないことを言います。実際の患者さんでは、これらの筋肉や関節が固くなる要素が混ざっていることも多いです。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン」作成委員会.“多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン2017 CQ14-1 痙縮にはどのような治療法や対処の仕方があるか?”.日本神経学会.https://www.neurology-jp.org/guidelinem/msgl/koukasyo_onm_2017_15.pdf,(参照 2025-07-31).
一般社団法人 日本定位・機能神経外科学会.痙縮の症状と治療法.一般社団法人 日本定位・機能神経外科学会,https://jssfn.org/patient/disease/spasticity.html(参照 2025-07-31)
痙縮.慶應義塾大学医学部脳神経外科学教室,https://www.neurosurgery.med.keio.ac.jp/disease/functional/06.html(参照 2025-07-31)
.“G. 痙縮 (痙性麻痺) ”.日本小児神経外科学会.https://jpn-spn.umin.jp/sick/g.html,(参照 2025-07-31).
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