痙縮は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

内服薬、注射薬があります。副作用はそれぞれの薬によりますが、あります。

解説

リハビリテーションや内服薬をはじめとし、注射療法や外科的治療など、さまざまな治療を組み合わせ、少しでも日常生活を送りやすいように治療していくこととなります。

主に使用する薬剤と、主な副作用は下記の通りです。

内服薬

固く強く緊張している筋肉を柔らかくするお薬を使用します。大体のお薬の副作用に、眠気やふらつきが含まれるため、注意が必要です。

  • 中枢性筋弛緩薬:チザニジン、バクロフェン、エペリゾン→眠気、ふらつき、めまい、筋力低下、吐き気など
  • 末梢性筋弛緩薬:ダントロレン→脱力感、眠気、めまい、頭痛便秘、嘔気、嘔吐など
  • 抗てんかん薬:ガバペンチン→眠気、ふらつき、めまい、頭痛、複視など
  • 抗不安薬:ジアゼパム→眠気、ふらつき、めまい、頭痛など

注射療法

  • ボツリヌス療法→注射した筋肉の一時的な痛みや発熱、薬の効果が強く出過ぎたことによる脱力、尿失禁、便失禁など
  • フェノールブロック→注射した場所の周囲の皮膚や筋肉の損傷、薬剤が偶然血液の中に入ると耳鳴りや紅潮など

公開日

最終更新日

新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科

武井 悠香子 監修

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