多動症の人はどのような仕事が向いていますか？

「多動症（ADHD）の人に向いている仕事」について、特定の職種を推奨する直接的なエビデンスはありません。

ただ、特性からくる苦手を減らし、得意を生かすために、以下のような条件の仕事が続きやすい可能性はあります。

• 長期の目標を設定するだけではなく、より小さなマイルストーンを設定するようなサポートがある
• 疲労に対して、こまめな休息がとりやすい
• ミスが発生しても、ダブルチェックなどで発見できる体制がある
• タスク管理アプリなど、苦手を補完するツールを利用できる
• 周りの人間が特性について理解し、配慮してくれる

多動症/注意欠如・多動症（ADHD）を有する方は、興味関心のあるものには集中力を発揮しやすいですし、特性を生かした仕事をしている方もいらっしゃいます。

発達障害者支援センターやハローワークなどの公的機関や、障害者雇用制度などを利用し、働きやすい環境を整えましょう。