低ナトリウム血症は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?

抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)には、利尿薬が用いられることがあります。中枢橋髄鞘崩壊症、口渇、多尿、肝障害などの副作用があります。

解説

低ナトリウム血症の中で、特に抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)など、体内の水分の排泄障害が原因の低ナトリウム血症には、バソプレシンV2受容体拮抗薬(トルバプタン、サムスカⓇ)が用いられます。

この薬は腎臓での水分の再吸収を抑え、尿量を増やして血液中のナトリウム濃度を上昇させます。水制限が難しい場合や重症例に有効です。副作用として、過度なナトリウムの補正(補正速度が速すぎる)による中枢橋髄鞘崩壊症のリスクがあります。また、口渇、多尿、肝障害などの報告があります。

急性の低ナトリウム血症に対して、点滴で塩分を補充する場合と同様に、血液中のナトリウム濃度を定期的にモニタリングしながら、慎重にナトリウム濃度を補正することが大切です。

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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科

濵﨑 秀崇 監修

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