子供が頭を打った場合、その後に考えられる病気には何がありますか?
軽い脳震盪が多いですが、出血や骨折、脳のむくみなどの重症な病態もあり、注意が必要です。
子どもが頭を打ったあとには、脳震盪、頭蓋内出血、頭蓋骨骨折などの病気が考えられます。
子どもが頭を打ったあとに考えられる病気は、脳震盪などの軽症から、出血や骨折など命に関わるものまで幅広くあります。最も多いのは脳震盪(のうしんとう:一時的な脳の機能低下)で、頭痛、めまい、混乱(考えがまとまりにくい)、記憶のあいまいさ、光や音への過敏、睡眠の変化などがみられます。多くは約4週間以内に回復しますが、症状が長引くと脳震盪後症候群(症状が数週間〜数ヶ月続く状態)となります。
一方で、重症例として、頭蓋内出血(頭の中の出血)〔硬膜外血腫、硬膜下血腫、くも膜下出血、脳内出血〕や、脳浮腫(のうふしゅ:脳のむくみ)があり、数時間〜数日後に悪化することがあります。また、頭蓋骨骨折(頭の骨の骨折)やけいれん(体がガクガクする)も重要です。これらは頭蓋内圧亢進(頭の中の圧が上がる状態)を起こし、脳障害につながることがあります。さらに重症例では、学習障害、視覚や運動の障害、性格変化などの後遺症が残ることもあります。
意識障害、繰り返す嘔吐、けいれんなどがみられる場合には、速やかに受診しましょう。
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(参考文献)
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宮城県立こども病院 小児科
谷河 翠 監修
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