「なんでも口に入れる」とはどのような症状ですか?

乳児では正常発達の範疇ですが、持続する場合や非食品摂取の場合は評価が必要です。

「なんでも口に入れる」という行動は、年齢や発達段階に応じてさまざまな意味を持つ行動です。多くは発達の一過程ですが、病的な状態の可能性もあります。

乳幼児では、物を口に入れる行動は「探索行動(物を感覚で確かめる行動)」のひとつとして正常であり、「口腔探索行動」と呼ばれます。手に取った物を口に入れ、そのものの性質を学んでいる行動ですが、年齢相応を超えて持続する場合は、口腔感覚探索(口で刺激を求める行動)や自己調整行動(気持ちを落ち着かせる行動)としてみられ、特に自閉スペクトラム症ADHD(注意や行動の調整が苦手な状態)などの発達特性と関連することがあります。また、不安やストレスに伴う口唇習癖(指しゃぶりや爪かみなどの癖)として現れることもあります。

さらに、食べ物でない物を1ヶ月以上繰り返し摂取する場合は「異食症(非食品を食べる摂食障害)」とされ、鉄欠乏(体内の鉄不足)や発達障害、精神的問題が背景にあることがあります。

「なんでも口に入れる」行動を医学的に評価する場合は、年齢、頻度、発達、栄養状態、窒息リスクなどを総合的に確認します。

「なんでも口に入れる」について、特に知りたいことは何ですか?

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宮城県立こども病院 小児科

谷河 翠 監修

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