尿が臭い原因は?何科に行く?治療・予防の方法は?

監修医師秋元 隆宏泌尿器科 / 東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学

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尿が臭いがある場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

泌尿器科や内科を受診しましょう。熱や痛み、血尿などの症状もある場合は早めに受診しましょう。

尿が臭い場合は、飲水や食事による影響が大きいですが、泌尿器科的な病気や糖尿病、その他のまれな病気が隠れている可能性はあります。
尿の臭いが気になる、または、長期間持続する場合は以下の診療科への受診を検討しましょう。

  • 泌尿器科
  • 内科


また、特に以下の症状がある場合は早急に受診することをおすすめします。
-38度以上の発熱がある

  • 背中の痛みや、排尿時の痛みがある
  • 血尿(尿が赤く見える症状)がある
  • 尿の色が普段と異なる

尿が臭いの治療や予防方法には何がありますか?

水分を多めにとるなどの他に、病気による場合は、それぞれ個別の対処方法があります。

尿が臭いという症状は生活の影響や病気によって引き起こされることがあり、それぞれの原因によって治療方法や予防方法が異なります。

生活による影響

病気の有無にかかわらず、脱水や、食べ物や飲み物、薬やサプリメントによって尿の臭いが変化することがあります。以下の点に注意することで症状を緩和、予防できる可能性があります。

  • 水分を多めに摂取する。(特に暑い時期や運動中などは注意する。)
  • 原因となる食べ物や飲み物、サプリメントの摂取を控える。

ただし、薬による影響の場合は、処方した担当医とその副作用について相談しましょう。

病気によるもの

病気によって尿が臭くなる場合は、上記の対応の他に病気の種類によって治療法や予防方法が異なります。

細菌尿を伴う尿路感染症や尿路結石に対する治療や予防

膀胱炎や腎盂腎炎などによるものの場合は、異常に増殖している細菌に対する抗菌薬を使用することで、症状が改善する可能性があります。
ただし、抗菌薬は不適切に使用すると抗菌薬でも倒せない耐性菌が生まれる可能性があるため、38度以上の発熱や排尿痛、背中の痛みなどの症状がない場合はあまり使用されません。
膀胱炎や尿路結石に関する治療法や予防法や尿路結石の治療法はこちらをご覧ください。

残尿が多く、細菌尿が生じている場合に対する治療や予防

尿が出し切れないと、細菌が尿中で増殖してしまうことがあるので、膀胱の出口の部分を広げる薬を使用することや、カテーテルを使用して導尿することで、治療および予防につながる可能性があります。詳しくは、こちらの神経因性膀胱の治療法をご覧ください。
また、糖尿病の治療方法や予防方法はこちらをご参照ください。

その他の病気に対する予防

膀胱炎や糖尿病などのよく知られた病気以外にも珍しい病気で尿が臭くなることはあります。早めに病気を見つけることで症状を予防できる可能性がありますので、定期的に健康診断や検診を受けることは重要です。

尿が臭いの原因や考えられる病気には何がありますか?

尿が臭い原因は、食事や脱水による影響や、尿路感染症や糖尿病などの病気が考えられます。

尿が臭くなる原因としては、生活による影響や病気が考えられます。具体的には以下のようなものがあります。

生活による影響

脱水

暑い時期や運動で汗をかいた後など、尿中の水分量が少なくなり、尿の臭いを強く感じることがあります。

食べ物や飲み物

アスパラガスやコーヒー、ニンニクなど特定の食べ物や飲み物が尿の臭いに影響を与えることがあります。

薬やサプリメント、その他の化学物質の曝露

尿に含まれる老廃物の割合を増やす薬や、摂取した成分が体の中で代謝されて尿の臭いを変えることがあります。

病気

細菌尿をきたす病気

尿中に一部の細菌がいると、尿中の尿素をアンモニアに変えるため、鼻に突くようなにおいを伴うことがあります。尿路感染症や、尿の通り道に石などの異物がある場合、残尿が多い場合などさまざまな理由で尿中の細菌が増える可能性があります。
また、尿を出した後にきちんと流さないと同様に細菌がアンモニアを発生させるため、おむつやトイレが臭うこともあります。

代謝に関する病気

尿中の成分が変化すると、尿から若干甘い臭いや魚のような臭いがすることがあります。以下のような病気などで起こる可能性があります。

  • 糖尿病
  • 糖尿病性ケトアシドーシス
  • メープルシロップ尿症
  • トリメチルアミン尿症(魚臭症候群)

など

その他

まれですが、放射線の治療後やがんなどによって長時間をかけて膀胱と直腸との間に通り道(直腸膀胱瘻)ができると、尿に便が混じって臭うことがあります。

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編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

  1. Q作成

  2. 医師執筆/監修

  3. QAレビュー

  4. 公開

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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