高プロラクチン血症の原因や考えられる病気には何がありますか?
高プロラクチン血症の原因には、下垂体腺腫、薬剤、甲状腺機能低下症、腎不全などがあります。
高プロラクチン血症の原因は、主に下垂体腺腫(特にプロラクチノーマ)や薬剤の影響、甲状腺機能低下症、慢性腎不全などが挙げられます。
プロラクチノーマ下垂体腺腫は、下垂体にできる腫瘍で、プロラクチンの過剰分泌を引き起こします。
薬剤の影響としては、抗精神病薬や抗うつ薬、一部の降圧薬などがプロラクチンの分泌を刺激し、高プロラクチン血症を招くことがあります。
また、甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの不足により下垂体が代償的にプロラクチンを分泌し、高プロラクチン血症を引き起こす原因となります。
腎不全では、プロラクチンの代謝が低下するため血中濃度が上昇します。
これらの原因に対する治療としては、腺腫に対する薬物療法や、原因薬剤の中止、基礎疾患の治療が検討されます。
福岡ハートネット病院、井林眼科・内科クリニック 糖尿病・内分泌科 福岡ハートネット病院 糖尿病内科部長
井林 雄太 監修
(参考文献)
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