肺膿瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
主に長期間の抗生物質(点滴や飲み薬)による治療を行います。治りにくい場合は膿を抜く処置をします。
肺膿瘍の治療は、抗菌薬(抗生物質)を使った薬物治療が基本となります。
- 抗生物質の点滴:まずは、複数の細菌に効果がある抗生物質の点滴を速やかに開始します。その後、検査で原因となっている細菌が特定されれば、その細菌に一番よく効く薬に変更します。
- 飲み薬への切り替え:熱が下がり状態が安定してきたら、点滴から飲み薬に切り替えます。再発を防ぐため、肺の画像検査で病変が小さくなり安定するまで、数週間にわたって薬を飲み続ける必要があります。
大半の患者さんは、この抗生物質による治療で回復に向かいます。しかし、約10%の患者さんでは薬だけでは効果が不十分なことがあり、その場合は以下のような治療が追加されます。
- ドレナージ(膿を出す処置):皮膚の上から、あるいは気管支から管を入れて、たまった膿(うみ)を外に吸い出します。
- 外科手術:まれに、手術で肺の一部を切り取る治療が行われることもあります。
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京都大学iPS細胞研究所 呼吸器内科
山形 昂 監修
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