正常血糖ケトアシドーシスとはなんですか?
高血糖を伴わないケトアシドーシスであり、SGLT2阻害薬を服用している患者さんで報告されています。
ケトアシドーシスは、血液内にケトン体がたまり、酸性に傾いた状態です。
経口血糖降下薬であるSGLT2阻害薬を服用している患者さんでは、高血糖を伴わないケトアシドーシスを発症することがあり、これを正常血糖ケトアシドーシスと呼びます。
糖尿病の患者さんでは、インスリンが上手く働いていないなどの理由から、糖をエネルギー源として使えず、代わりに脂肪がエネルギー源として使われることになります。
脂肪が分解される際にケトン体が発生し、これがたまって血液が酸性に傾いた状態が糖尿病性ケトアシドーシスです。
ケトアシドーシスでは、口渇、多飲、多尿、体重減少、全身倦怠感などの症状が急激に起こります。
呼吸困難や悪心、嘔吐、腹痛、意識障害などが起こることもあり、これらはすぐに治療が必要な危険な状態です。
SGLT2阻害薬を服用している場合には、血糖値が正常であっても、このような急性症状を引き起こすことがあると報告されています。
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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