術後感染症のガイドラインはありますか?
はい、日本国内にも専門学会が作成した、予防・治療に関するガイドラインがあります。
術後感染症(SSI)の予防や治療に関する標準的な指針として、日本の学会からも、以下のような専門的なガイドラインが発行されています。
- 予防抗菌薬使用のガイドライン:公益社団法人日本化学療法学会と一般社団法人日本外科感染症学会が合同で作成した「術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン」があります。
- 整形外科領域の感染予防ガイドライン:日本整形外科学会(JOA)による「骨・関節術後感染予防ガイドライン」など、専門領域に特化したガイドラインも存在します。
これらのガイドラインは、手術部位での細菌感染症を減らし、抗菌薬への耐性菌発生を防ぎ、患者さんに質の高い医療を提供するために作成されています。
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(参考文献)
日本整形外科学会診療ガイドライン委員会ほか. 骨・関節術後感染予防ガイドライン2015改訂第2版. 南江堂. 2015
日本整形外科学会.術後感染症.日本整形外科学会,https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/postoperative_infection.html(参照 2025-11-11)
術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会編.“術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン”.日本外科感染症学会.http://www.gekakansen.jp/file/antimicrobial-guideline.pdf,(参照 2025-11-11).
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山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
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