パーキンソン病

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パーキンソン病はどうやって治療をするのでしょうか?

亀田総合病院 脳神経内科

原瀬 翔平 監修

脳内で不足しているドパミンを薬で補う薬物療法が中心です。

解説

脳内で不足しているドパミンを補充するために、L-dopa(脳に取り込まれやすい種類のドパミン)を中心としたさまざまな薬を使います。
L-dopaは発症初期は効き目を発揮しやすいですが、次第に効きにくくなってくるので、その場合は量を増やしたり、飲む回数を増やしたりします。
加えて、脳内のドパミン量を維持するために、さまざまな飲み薬や貼り薬を投与します。

なお、ドパミンの血中濃度が上昇すると、体が勝手にくねくねと動いてしまう運動(ジスキネジア)が出現することがあります。
薬をいくら調整をしてもまったく体を動かせない、もしくはジスキネジアが強すぎて生活ができないといった状態を繰り返す場合は、L-dopa持続経腸栄養療法や脳深部刺激療法といった治療法の適応となることがあります。

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心筋シンチ検査だけで診断され、本当にパーキンソン病でしょうか?

パーキンソン病と診断されて1年が経ちましたが、心筋シンチ検査だけで決められました。ドパコールを1日3回飲んでいますが、副作用だけでパーキンソン病の症状はありません。本当にパーキンソン病なのでしょうか?

質問者のイラスト

80代 / 男性

この度は、ユビーかんたん医師相談でご相談いただきありがとうございます。

パーキンソン病の診断は、通常、臨床症状と神経学的な評価を基に行われます。心筋シンチ検査は、パーキンソン病の診断に直接関与するものではありません。パーキンソン病の主な症状には、震え(振戦)、筋肉の硬直(筋強剛)、動作の遅れ(運動緩慢)、姿勢の不安定性などがあります。これらの症状が見られない場合、他の診断を考慮する必要があるかもしれません。 ドパコール(レボドパとカルビドパの合剤)は、パーキンソン病の治療に用いられる薬ですが、副作用が強く、効果が見られない場合は、再評価が必要です。副作用としては、吐き気、めまい、低血圧などが挙げられます。

パーキンソン病の診断が疑わしい場合、神経内科の専門医による再評価を受けることが重要です。

特に、以下のような状況が見られる場合は、早めの受診をお勧めします。

  • 症状が進行している
  • 新たな症状が出現している
  • 現在の治療が効果を示していない
  • 副作用が強く、日常生活に支障をきたしている

これらの状況が重要なのは、適切な診断と治療が行われないと、症状が悪化し、生活の質が低下する可能性があるためです。また、パーキンソン病以外の疾患が原因である場合、早期に適切な治療を受けることが重要です。

まとめ

パーキンソン病の診断が疑わしい場合、神経内科の専門医による再評価を受けることが重要です。特に、症状が進行している、新たな症状が出現している、現在の治療が効果を示していない、副作用が強い場合は、早めの受診をお勧めします。 お大事になさってください。

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