アトピー性皮膚炎は、どのようにして診断しますか?
かゆみ、特徴的な湿疹と分布、慢性・反復性の経過、この3つをすべて満たす場合にアトピー性皮膚炎と診断します。
アトピー性皮膚炎の診断は、日本皮膚科学会の診断基準に基づいて行われます。
まず、皮膚にかゆみがあることが必要です。
次に、特徴的な湿疹とその分布を確認します。湿疹は、赤み、じゅくじゅくした状態、ぶつぶつ、かさぶたなど、さまざまな状態があります。
これらの湿疹が、顔、首、ひじやひざの内側、体の幹部など、特徴的な場所に左右対称に現れます。年齢によっても現れやすい場所が異なります。
最後に、症状が慢性的に繰り返されることを確認します。乳児では2ヶ月以上、それ以外では6ヶ月以上症状が続いたり、よくなったり悪くなったりを繰り返す場合に、慢性・反復性経過と判断します。
これらの3つの項目をすべて満たす場合に、アトピー性皮膚炎と診断されます。ただし、他の病気(接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎など)と区別することも重要です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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