アトピー性皮膚炎
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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アトピー性皮膚炎について「ユビー」でわかること
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アトピー性皮膚炎と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
肌の表面がカサカサしてパラパラこぼれ落ちている
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の経過
- 改善も悪化もしていない
皮ふの黒ずみがある
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の経過
- 悪化している
アトピー性皮膚炎とはどんな病気ですか?
「アトピー性皮膚炎」とは、かゆみのあるぶつぶつが起こって、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。大人になると、食べ物が原因のアトピーは減り、ダニ、ハウスダスト、花粉などの環境が原因になることが多くなります。 さらに乾燥肌やストレスが原因になることもあるため注意が必要です。
アトピー性皮膚炎の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
アトピー性皮膚炎への対処法は?
ステロイドの塗り薬が治療の基本ですが、飲み薬や注射の適応になることもあります。皮ふ科に通院し、症状をひどくさせないことが大切です。また、きれいな環境で過ごしたり、皮ふを乾燥させないよう保湿をしっかり行うことも重要です。
アトピー性皮膚炎の専門医がいる近くの病院はありますか?
アトピー性皮膚炎の専門医がいる病院を見るアトピー性皮膚炎のQ&A
- A.
保湿剤を1日に2回、入浴後などに塗布し、皮膚のバリア機能を回復させることが大切です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアトピー性皮膚炎で掻き壊して赤く残った跡は、皮膚のバリア機能が低下し、炎症が起きている状態です。
バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみが生じやすくなります。また、さまざまなアレルゲンが侵入しやすくなり、皮膚炎を悪化させる可能性があります。
そのため、保湿剤を塗って、低下している皮膚のバリア機能を回復させることが重要です。
保湿剤は1日2回(朝・夕)、入浴後すぐに塗るのが効果的です。かゆみが残る箇所がある場合は、その後ステロイドなどの塗り薬も重ね塗りをしましょう。
また、紫外線の影響で悪化することもあるので、紫外線の強い季節や時間帯の外出時には、紫外線吸収剤を含まない日焼け止め製品の使用も検討しましょう。 - A.
頬、おでこ、頭の露出部が乾燥し、続いて赤くなるのが始まりです。
- A.
ありえますが、すべての方がそうとまでは言えないでしょう。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアトピー性皮膚炎の症状が生じる部位は年齢や個人差で異なります。顔、首、肘や膝の裏側、背中、胸部などが考えられます。
特に若年者では膝裏や肘の内側も好発部位とされていますが、限られた場所ではなく複数の部位に左右対称性に発症することが多いでしょう。
その他、アトピー性皮膚炎に特徴的な症状はかゆみを伴う湿疹や、繰り返す症状などがあります。
もし膝裏や肘の内側だけに症状が出ている場合、他の皮膚疾患の可能性も考えられます。
自己判断せずに、皮膚科を受診して診察を受けることをおすすめします。 - A.
陰部はステロイドの吸収率が高くなるため、使用に際しては気をつける必要があります。
解説陰部(特に男性の陰嚢)はステロイドの吸収率が高く、副作用も強く出てしまうことがあるので、ステロイドの使用に際しては気をつける必要があります。
また、本当にかゆみなどの症状の原因がアトピー性皮膚炎であることを確認することも重要です。
例えば、カンジダやたむし(白癬)など、真菌による感染症が原因である場合にステロイドを使用すると、逆に症状が悪化してしまうことがあるからです。
アトピー性皮膚炎である場合には、入浴やシャワーで清潔を保ち、保湿剤などで十分に保湿することが重要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎の目の周りの症状に対しては、ステロイドや免疫抑制剤などを用いて対処します。
解説アトピー性皮膚炎で目の周りに乾燥や赤みが出た場合にステロイドを用いるときは、使用上気をつけなければならないことがあるため、注意が必要です。
目の周りに長期間ステロイドを用いると、眼圧が上がることによって、緑内障になる危険性があるため、強いステロイドを漫然と塗り続けることは推奨されません。
そのため、症状がひどい場合は、弱めのステロイドを塗ったり、徐々にタクロリムスなど非ステロイド性の免疫抑制剤の塗り薬に変更していきます。
また、目の周りを強く掻いたり、たたいたりすると、白内障や網膜剥離を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎の頭皮のかゆみに対しては、ステロイドの塗り薬などを用います。
解説アトピー性皮膚炎により、頭皮のかゆみが起こることもあります。
治療法としては、保湿剤やステロイド外用薬を用いることが多いですが、頭皮に対して薬は塗りにくいため、ローションタイプの薬や、ステロイドの成分が入ったシャンプーを用いることもあります。
また、外出する際に日傘や帽子を用いて紫外線が当たりすぎないようにしたり、汗をかいたら適宜ふき取ることも大切です。
それ以外には、かゆくても爪で掻きむしらない、塗り薬を塗る際に容器の先端で掻きむしったりしない(指の腹を使って塗る)ことも大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎に対するステロイド外用薬の長期使用が原因で、鼻の下や口周りが荒れることがあります。
解説アトピー性皮膚炎の炎症に対して、ステロイド外用薬を用いますが、アトピー性皮膚炎は慢性の疾患であるため、ステロイド外用薬を長期間使用することが多いです。それが原因で、鼻の下から口周り、あごにかけて、皮膚炎が起きてしまうことがあります。
症状としては、肌の赤みやぶつぶつ、かゆみやひりつきがあり、ステロイドざ瘡(にきび)、ヘルペスウイルス感染症、ステロイド酒さなどがあります。
ステロイド外用薬を長期間使用している場合、鼻の下や口周りが荒れてきていないか確認し、症状が現れている場合は、医師に相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎が原因のおでこのしわは、アトピー性皮膚炎の治療の強化や見直しによって改善することもあります。
解説アトピー性皮膚炎が慢性化すると、おでこや目元に細かいしわができ、その周辺の皮膚がごわついてくることがあります(苔癬化と呼びます)。
このようなアトピー性皮膚炎が原因のしわは、アトピー性皮膚炎の治療の強化や見直しによって改善することもあります。
即効性を求めて、市販のしわに対する化粧品などを使用すると、それ自体が皮膚への刺激となり、皮膚が炎症を起こし、さらに症状が悪化してしまう恐れもあります。そのため、しわの症状が気になる場合は、医師に相談するようにしましょう。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎の症状が顔にのみ出る場合もあります。
解説アトピー性皮膚炎の症状が顔にのみ出る場合はあります。特に、思春期以降に発症する例では、上半身に症状が出ることが多いです。
顔面に限局するアトピー性皮膚炎は、思春期にスポーツをしている例が多く、通常の治療では軽快しないことも多いです。
顔面に限局するアトピー性皮膚炎における治療では特に、入念なスキンケア指導、ステロイド外用薬、免疫抑制剤軟膏などがよく効きます。
また、清潔を保つことや保湿なども一般的なアトピー性皮膚炎と同じく大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る新澤 みどりほか. 成人型アトピー性皮膚炎における顔面皮疹が高度な患者群の検討. 西日本皮膚科. 1997, 59, 266-269.
佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
かゆみや赤みが気になる場合は、清潔にして保湿し、ステロイドなどを塗布すると良いです。
解説アトピー性皮膚炎で首回りのかゆみや赤みが気になる場合は、皮膚を清潔にしたうえで、保湿剤などを用いて保湿し、ステロイド外用薬などを塗布すると良いです。
皮膚を清潔に保つためには、入浴やシャワーを行い、浸出液や垢を洗い流し、感染のリスクを下げることが重要です。また、皮膚のバリア機能を保つためにも、その後の保湿が大切です。
その後はステロイド外用薬を塗布したりします。それでもかゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬を用いることもあります。
また、ストレスや睡眠不足が症状を悪化させることがあるため、適切な生活リズムをとることが大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎で発熱することも時にあります。
解説アトピー性皮膚炎が原因で、皮膚のバリア機能が衰えることで、黄色ブドウ球菌やヘルペスウイルスなどによる感染症にかかりやすくなります。そうすると、症状として、発熱がみられる場合があります。
そのような感染症が起きないようにするためには、皮膚を清潔に保ち、保湿剤で保湿することが大切です。
皮膚を清潔に保つためには、入浴やシャワーを行い、じゅくじゅくした汁である浸出液を除去し、感染のリスクを下げることが重要です。また、皮膚のバリア機能を保つためにも、その後の保湿が大切です。
その後はステロイド外用薬を塗布したりします。黄色ブドウ球菌などの感染が疑われる場合は、抗菌薬などが処方されることもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
じゅくじゅくした汁が出る場合は、皮膚を清潔に保ち、保湿剤で保湿することが大切です。
解説アトピー性皮膚炎の症状でじゅくじゅくした汁が出る場合は、皮膚を清潔に保ち、保湿剤で保湿することが大切です。
皮膚を清潔に保つためには、入浴やシャワーを行い、じゅくじゅくした汁である浸出液を除去し、感染のリスクを下げることが重要です。また、皮膚のバリア機能を保つためにも、その後の保湿が大切です。
その後はステロイド外用薬を塗布したりします。黄色ブドウ球菌などの感染が疑われる場合は、抗菌薬などが処方されることもありますが、まず石鹸洗浄などで皮膚を清潔に保つことが最も大切です。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.
.“アトピー性皮膚炎/Q&A”..https://www.jsaweb.jp/modules/citizen_qa/index.php?content_id=4,(参照 2024-12-18). - A.
アトピー性皮膚炎の悪化には、さまざまな要因が複雑に関係しています。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアトピー性皮膚炎が急に悪化する原因は、ひとつに特定できません。
主な原因として、以下のものが挙げられます。- 日常生活での刺激:汗や唾液、衣類との摩擦、髪の毛の接触など、普段の生活の中でのちょっとした刺激が、皮膚の状態を悪化させることがあります。特に、ナイロンタオルなど硬いもので体を洗ったり、シャンプーや石鹸のすすぎ残しにも注意が必要です。
- アレルギー:外用薬、化粧品、金属、シャンプーなどに含まれる成分に対するアレルギー反応(接触アレルギー)で、皮膚炎が悪化することがあります。また、ダニ、花粉、ペットの毛などの吸入アレルゲンや、食物アレルゲンも悪化要因となることがあります。
- 汗:アトピー性皮膚炎の患者さんは、汗をかきにくい、または汗の成分が変化していることがあり、それが皮膚の乾燥や炎症を悪化させることがあります。汗をかいたあとのケアが大切です。
- 細菌・真菌:皮膚に存在する細菌や真菌のバランスが崩れると、皮膚炎が悪化することがあります。
- ストレス:ストレスはアトピー性皮膚炎を悪化させる要因として重要です。アトピー性皮膚炎があるために消極的になったり、いじめの対象になると、さらにストレスが負荷されるなど、悪循環に陥ることになるので注意が必要です。
これらの要因は、単独で悪化させることもあれば、複数が組み合わさって悪化させることもあります。悪化要因を特定し、適切に対処することが大切です。
- A.
はい。アトピー性皮膚炎と症状が似ている病気は、接触皮膚炎や脂漏性皮膚炎など、さまざまな病気があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアトピー性皮膚炎と似た症状を持つ病気として、以下のものがあります。
- 接触皮膚炎: いわゆる「かぶれ」で、特定の物質が触れた部分に湿疹が出ます。アトピー性皮膚炎とは異なり、境界がはっきりしていることが多いです。
- 脂漏性皮膚炎: 頭皮、眉毛、鼻の周りなど、皮脂の分泌が多い場所にできる皮膚炎です。かゆみは軽いことが多いです。
- 単純性痒疹: 虫刺されなどが原因で、強いかゆみを伴う赤いブツブツができます。
- 疥癬: ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる病気で、激しいかゆみを伴います。
- 汗疹: いわゆる「あせも」で、汗の管が詰まって赤いブツブツができます。
- 魚鱗癬: 皮膚が乾燥して、魚の鱗のように見える病気です。
- 皮脂欠乏性湿疹: 皮膚の乾燥によって起こる湿疹で、高齢者に多く見られます。
- 手湿疹: いわゆる「手荒れ」で、水仕事が多い人に多く見られます。
- 皮膚リンパ腫: 皮膚にできる悪性リンパ腫で、アトピー性皮膚炎と似た症状が出ることがあります。
- 乾癬: 厚いかさぶたを伴う、境界がはっきりした赤い発疹ができます。
- 免疫不全による疾患: 免疫力が低下することで、アトピー性皮膚炎と似た湿疹が出ることがあります。
- 膠原病: 全身性エリテマトーデスや皮膚筋炎など、自己免疫疾患でも皮膚症状が出ることがあります。
これらの病気は、症状や発症する場所、経過などがアトピー性皮膚炎と異なるため、医師はそれらを参考に診断します。
気になる症状がある場合は、自己判断せずに皮膚科を受診しましょう。 - A.
強いかゆみ、特徴的な湿疹、慢性・反復性の経過、この3つがアトピー性皮膚炎の主な症状です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るアトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなっている状態です。
主な症状は、以下の3つです。1. 強いかゆみ
我慢できないほどのかゆみがあり、掻くことでさらに悪化します。
2. 特徴的な湿疹
- 急性期:赤み、ブツブツ、ジクジク、かさぶたなどが混ざった状態
- 慢性期:皮膚が厚く硬くなりゴワゴワしたり(苔癬化)、しこり(痒疹)ができたり、かさぶたなどが混ざった状態
年齢による特徴
- 乳児期:頭や顔から始まり、体や手足に広がる
- 幼児期・小児期:首や手足の関節の内側にできる
- 思春期・成人期:上半身(頭、首、胸、背中)に強く出る
3. 慢性・反復性の経過
よくなったり悪くなったりを繰り返し、乳児では2ヶ月以上、それ以外では6ヶ月以上続く。
これらの症状が、体の左右対称に出ることが多いです。皮膚が乾燥しやすく、鳥肌のようなブツブツがみられることもあります。
アトピー性皮膚炎について、医師からのよくある質問
- 皮ふにかゆみはありますか?
- 皮ふをかきむしりましたか?
- 肌の表面がカサカサしてパラパラこぼれ落ちていますか?
- 皮ふに何らかの異常がありますか?
- アトピー症状が1年中ありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 内科