アトピー性皮膚炎の場合、肌が色素沈着することはありますか?
アトピー性皮膚炎の治療期間が長引くことで、皮膚が厚くなったり、炎症後の色素沈着を起こすことがあります。
アトピー性皮膚炎では、かゆみによって皮膚を掻きむしることが、症状を悪化させる要因となります。
掻きむしることを繰り返す等で治療期間が長くなると、機械的な刺激によって皮膚が厚くなる「苔癬化(たいせんか)」や、硬いしこりのような「痒疹結節(ようしんけっせつ)」ができることがあります。
また、アトピー性皮膚炎による皮膚の炎症が治まったあと、(炎症後)色素沈着となることがあります。色素沈着は、炎症が治まったあとにも、皮膚の色が黒ずんで残ってしまう状態です。
苔癬化、痒疹結節、色素沈着の軽快には年月を要することが多いです。
アトピー性皮膚炎の治療では、炎症を抑えることに加えて、掻きむしらないように、爪を短く切るなどの対策も大切です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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