アトピー性皮膚炎の場合、肌が色素沈着することはありますか?
アトピー性皮膚炎の人の肌が、炎症のあとに色素沈着することはあります。
アトピー性皮膚炎では皮膚の炎症が持続したことにより、炎症後の色素沈着がみられる場合があります。
色素沈着を防ぐためには、早期にステロイド外用薬をはじめとした抗炎症外用薬を使用し、皮膚炎を十分に沈静化させること重要です。
特に、成人のアトピー性皮膚炎患者を対象に調査した研究によると、約24%の人に頸部に色素沈着(頸部網状色素沈着)がみられたという報告があります。
この色素沈着は、アトピー性皮膚炎の炎症が治まったあとに、首に茶褐色や紫褐色のシミのような黒ずみが残る症状です。色素沈着がある人は、皮疹の重症度や血清IgE値が高いという特徴があり、通常3~6ヶ月程度で自然に回復すると言われています。
気になる症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。
公開日:
最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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アトピー性皮膚炎とはどのような病気ですか?
かゆみのあるぶつぶつが起こって、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
どのような人がアトピー性皮膚炎になりやすいですか?原因はありますか?
「アトピー素因」を持つ人がなりやすいです。
アトピー性皮膚炎は、何歳くらいで発症しますか?
乳幼児期・小児期に発症することが多いです。
アトピー性皮膚炎は、子どもの頃に発症しなければ、大人になってから発症することはないですか?
大人になってから発症することもあります。
アトピー性皮膚炎は遺伝する病気ですか?
アトピー性皮膚炎は、遺伝が関与している場合もあります。
アトピー性皮膚炎を放置するとどうなりますか?
かゆみが強まったり湿疹の範囲が広がったりして、生活の質が低下していきます。合併症を起こす可能性も高まります。
アトピー性皮膚炎に合併しやすい病気はありますか?
喘息や鼻炎などの他のアレルギーや、掻きすぎた箇所の感染症などを合併します。
アトピー性皮膚炎には、どのような症状が見られますか?
かゆみが主な症状です。見た目の問題でも悩まれる方が多いです。
アトピー性皮膚炎と症状が似ている他の病気はありますか?
かぶれや疥癬(かいせん)など、皮膚のかゆみを生じる他の病気と区別する必要があります。
アトピー性皮膚炎で、医療機関を受診する目安はありますか?
かゆみを伴うぶつぶつなどの症状があれば、遠慮なく受診してください。
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