アトピー性皮膚炎には、どの市販薬が有効ですか?
アトピー性皮膚炎の炎症を抑えるためには、ステロイド外用薬が有効です。しかし、市販薬で対応できる範囲には限界があります。
アトピー性皮膚炎の治療薬として、有効性と安全性が多くの臨床研究で検討されている外用薬は、
- ステロイド外用薬
- タクロリムス軟膏
- デルゴシチニブ軟膏
- ジファミラスト軟膏
- タピナロフクリーム
等があります。
中でも、ステロイド外用薬は、炎症を抑える効果が高く、第一選択薬として使用されることが多いです。
市販のステロイド外用薬もありますが、医療機関で処方されるものと比べて、成分の強さや種類に違いがあります。
症状や皮膚の状態によって適切な強さのステロイド外用薬を選ぶ必要があり、自己判断で使用すると症状が悪化する可能性もあります。
4週間程度外用を行っても皮疹の改善がみられない症例、重症例に関しては皮膚科専門医への紹介が望ましいです。
まずは医療機関を受診し、医師の指示のもと適切な治療を受けることが大切です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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