アトピー性皮膚炎の場合、ニキビみたいな湿疹や水疱ができることはありますか?
アトピー性皮膚炎では、ニキビに似た湿疹や水疱ができることがあります。
アトピー性皮膚炎の急性病変では、赤いブツブツ(紅斑)や小さな水ぶくれ(小水疱)を伴う湿疹がみられます。これらは、ニキビのように見えることがあります。
また、アトピー性皮膚炎は皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌やウイルスに感染しやすくなっています。
黄色ブドウ球菌に感染すると「伝染性膿痂疹」を発症し、水ぶくれを伴うことがあります。
単純ヘルペスウイルスに感染すると「カポジ水痘様発疹症」を発症し、顔や首を中心に小さな水ぶくれや膿疱がたくさんできます。
これらの症状も、ニキビと間違えやすいです。
アトピー性皮膚炎とニキビは異なる病気ですが、症状が似ているため、見分けが難しいことがあります。
症状が改善しない場合や気になる場合は、皮膚科専門医に相談しましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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