アトピー性皮膚炎の治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
アトピー性皮膚炎の治療は、まず炎症を抑え、よい状態を維持し、再発を防ぐ、という流れで進みます。
アトピー性皮膚炎の治療は、まず、ステロイド外用薬やタクロリムス軟膏などの抗炎症外用薬を使って、今ある皮膚の炎症やかゆみを速やかに抑え、寛解(症状が落ち着いた状態)を目指します(寛解導入)。
寛解導入後は、その状態を維持することが重要です。
炎症が再燃しやすい場合は、プロアクティブ療法といって、間隔を空けつつ定期的に抗炎症外用薬を使用することで炎症の再燃を抑えます。
抗炎症外用薬を使用しない日も保湿外用薬によるスキンケアを継続します(寛解維持)。
炎症の再燃が少ない場合には、再燃の兆候が現れたら早めに抗炎症外用薬を使用して症状の悪化を防ぐリアクティブ療法を行うこともあります。
もし、1ヶ月程度治療しても改善が見られない場合は、専門の医師に相談することを検討しましょう。
また、オンライン診療を利用した維持期治療も有用な選択肢となります。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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