アトピー性皮膚炎の人が日焼けしたとき、どの種類のステロイドを使えばいいですか?
日焼けの程度や皮膚の状態によって、適切な強さのステロイド外用薬を医師が判断します。
アトピー性皮膚炎の治療には、ステロイド外用薬が基本となります。
ステロイド外用薬には5段階の強さがあり、皮膚炎の重症度に応じて適切な強さの薬を選ぶ必要があります。
日焼けした場合は、まず日焼けの程度を確認しましょう。軽度の日焼けであれば、ワセリンなどの保湿剤で様子を見たり、非ステロイド性の抗炎症外用薬や弱いステロイド外用薬で対応できることがあります。
しかし、赤みや水ぶくれがひどい場合は、炎症を抑えるために、より強いステロイド外用薬が必要になることもあります。
また、アトピー性皮膚炎の症状が出ている場合は、その重症度によっても使用するステロイド外用薬の強さが変わってきます。
自己判断で使用するステロイド外用薬の強さを変えるのではなく、必ず医師に相談し、適切な指示を受けるようにしましょう。
なお、過度な日焼けはアトピー性皮膚炎を悪化させる可能性があるため、日焼け止めを使用したり、帽子をかぶったりするなど、日焼け対策を心がけましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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