アトピー性皮膚炎の掻き壊し跡が赤く残った場合、対処法はありますか?
保湿剤を1日に2回、入浴後などに塗布し、皮膚のバリア機能を回復させることが大切です。
アトピー性皮膚炎で掻き壊して赤く残った跡は、皮膚のバリア機能が低下し、炎症が起きている状態です。
バリア機能が低下すると、外部からの刺激を受けやすくなり、かゆみが生じやすくなります。また、さまざまなアレルゲンが侵入しやすくなり、皮膚炎を悪化させる可能性があります。
そのため、保湿剤を塗って、低下している皮膚のバリア機能を回復させることが重要です。
保湿剤は1日2回(朝・夕)、入浴後すぐに塗るのが効果的です。かゆみが残る箇所がある場合は、その後ステロイドなどの塗り薬も重ね塗りをしましょう。
また、紫外線の影響で悪化することもあるので、紫外線の強い季節や時間帯の外出時には、紫外線吸収剤を含まない日焼け止め製品の使用も検討しましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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