アトピー性皮膚炎の場合、ブツブツした肌荒れはハウスダストが原因ですか?
ハウスダストが原因で悪化することがありますが、それだけが原因ではありません。
アトピー性皮膚炎は、さまざまな要因が複雑に関係して発症・悪化する病気です。
ハウスダストは、ダニや室内塵などを含む吸入アレルゲンのひとつで、年長児以降のアトピー性皮膚炎の悪化要因として知られています。しかし、乳児期では食物アレルゲンによる影響が大きいとされています。
また、ハウスダスト以外にも、汗、衣類との摩擦、髪の毛の接触、乾燥、ストレスなど、さまざまな非特異的な刺激や、外用薬、化粧品、金属などに対する接触アレルギーも、アトピー性皮膚炎を悪化させる要因となります。
アトピー性皮膚炎の治療では、原因や悪化要因を特定し、それらを取り除くことが大切です。しかし、原因はひとつとは限らず、複数の要因が関与している場合も多いです。
そのため、医師の指示のもと、適切なスキンケアや薬物療法と並行して、生活環境の改善にも取り組むことが重要です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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