乳児の足にぶつぶつがある場合、アトピー性皮膚炎の可能性はありますか?
乳児の足にぶつぶつがある場合、アトピー性皮膚炎の可能性もあります。
乳児期のアトピー性皮膚炎は、頬、額、頭などの露出部に乾燥や潮紅(赤み)が出現し、その後、顔全体や首、肘、膝の裏側、胸、腹、背中、四肢などにも広がる可能性があります。
引用テキストによると、生後1ヶ月の時点でアトピー性皮膚炎を発症している症例も存在し、かゆみの有無が重要なサインとなるとのことです。
乳児がかゆみの意思表示をすることは難しいですが、抱き上げた際に頬をすり寄せたり、裸にすると身体を掻くような動作をしたり、患児の手が届きやすい場所に掻破痕(かきむしった痕)がみられるかなどを観察します。
また、おむつ皮膚炎との鑑別も重要です。おむつ皮膚炎は、おむつ着用部位にできる紅斑ですが、おむつ着用部位以外に皮疹がある場合は、アトピー性皮膚炎の合併、あるいはおむつによる刺激でアトピー性皮膚炎が悪化していると考えられます。
「ぶつぶつ」が実際にどのようなものかは、診察してみないとわからないことも多いため、皮膚科専門医への紹介を検討しましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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