アトピー性皮膚炎に合併しやすい病気はありますか?

食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患や、皮膚の感染症などを合併しやすいです。

解説

アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低下しているため、さまざまな合併症を引き起こしやすいです。

特に多いのが、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などのアレルギー性疾患です。

これらは互いに関連しており、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させることもあります。

例えば、アレルギー性鼻炎や結膜炎があると、鼻や目をこすることで皮膚炎が悪化することがあります。

また、皮膚のバリア機能が低下しているため、細菌、真菌、ウイルスなどによる皮膚の感染症にもかかりやすくなります。

例えば、伝染性膿痂疹(とびひ)、カポジ水痘様発疹症などがあります。

さらに、アトピー性皮膚炎が重症化すると、白内障緑内障、網膜剥離などの目の合併症を引き起こす可能性もあります。

これらの合併症を予防するためには、皮膚科だけでなく、小児科、耳鼻科、眼科など、他の診療科とも連携して総合的に治療することが大切です。

公開日

最終更新日

大阪府済生会泉尾病院 皮膚科

野村 祐輝 監修

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