アトピー性皮膚炎と梅毒の見分け方はありますか
アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う湿疹が特徴ですが、梅毒はかゆみを伴わない手足の発疹が特徴です。
アトピー性皮膚炎は主にかゆみを伴う湿疹が特徴で、左右対称に現れることが多いです。一方で梅毒には、第1期梅毒、第2期梅毒、第3期梅毒があり、以下の特徴があります。
第1期梅毒
感染部位に硬いしこり(初期硬結)ができ、それが潰瘍化して硬性下疳(こうせいげかん)という無痛の潰瘍になります。
両側の鼠径リンパ節(そけいリンパせつ)が腫れることがありますが、これも無痛です。
第2期梅毒
皮膚や粘膜に発疹が出ます。かゆみなどの自覚症状は伴わないことが多いです。特に手のひらや足の裏に発疹が出るのが特徴です。
発疹以外にも、消化器系や泌尿器系、中枢神経系に症状が現れることがあります。
発熱や倦怠感、全身のリンパ節が腫れるなどの全身症状もみられます。
第3期梅毒
近年では治療の進歩によりほとんどみられることはありませんが、しこりを生じたり、心臓に影響を及ぼしたりすることがあります。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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アトピー性皮膚炎とはどのような病気ですか?
かゆみのあるぶつぶつが起こって、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気です。
どのような人がアトピー性皮膚炎になりやすいですか?原因はありますか?
「アトピー素因」を持つ人がなりやすいです。
アトピー性皮膚炎は、何歳くらいで発症しますか?
乳幼児期・小児期に発症することが多いです。
アトピー性皮膚炎は、子どもの頃に発症しなければ、大人になってから発症することはないですか?
大人になってから発症することもあります。
アトピー性皮膚炎は遺伝する病気ですか?
アトピー性皮膚炎は、遺伝が関与している場合もあります。
アトピー性皮膚炎を放置するとどうなりますか?
かゆみが強まったり湿疹の範囲が広がったりして、生活の質が低下していきます。合併症を起こす可能性も高まります。
アトピー性皮膚炎に合併しやすい病気はありますか?
喘息や鼻炎などの他のアレルギーや、掻きすぎた箇所の感染症などを合併します。
アトピー性皮膚炎には、どのような症状が見られますか?
かゆみが主な症状です。見た目の問題でも悩まれる方が多いです。
アトピー性皮膚炎と症状が似ている他の病気はありますか?
かぶれや疥癬(かいせん)など、皮膚のかゆみを生じる他の病気と区別する必要があります。
アトピー性皮膚炎で、医療機関を受診する目安はありますか?
かゆみを伴うぶつぶつなどの症状があれば、遠慮なく受診してください。
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