アトピー性皮膚炎と梅毒の見分け方はありますか
アトピー性皮膚炎と梅毒は、症状や発症部位などが異なるため、見分けることは可能です。しかし、判断が難しい場合もあるため、医療機関への受診をおすすめします。
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が、体の左右対称に現れることが特徴です。特に、ひじやひざの内側、首回りなどに多く見られます。
乳児期は頭や顔から始まり、体幹や手足に広がることもあります。幼児期から思春期、成人期にかけて、年齢によって症状が出やすい部位が変わることも特徴です。
一方、梅毒は、梅毒トレポネーマという病原体による感染症で、性的な接触によって感染します。
感染初期には、性器や口の中、肛門周辺などに、しこりやただれ、潰瘍などができることがあります。
また、感染から数週間後には、全身に赤い発疹(バラ疹)が出ることがありますが、かゆみがないことが多いです。
このように、アトピー性皮膚炎と梅毒では、症状や発症部位、経過などが異なります。
しかし、どちらの病気も、皮膚に異常が現れることがあるため、見た目だけで判断することが難しい場合もあります。
気になる症状がある場合は、自己判断せずに、皮膚科や性感染症科などの医療機関を受診し、適切な検査と診断を受けることが大切です。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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