アトピー性皮膚炎は、子どものころに発症しなければ、大人になってから発症することはないですか?
アトピー性皮膚炎は、子どものころに発症することが多いですが、大人になってから発症することもあります。
アトピー性皮膚炎は、一般的に乳幼児期や小児期に発症し、年齢とともに症状が改善する傾向にあると考えられています。
しかし、一部の患者さんは大人になっても症状が続くことや、思春期や成人になってから初めて発症することもあります。
2006~2008年度の厚生労働科学研究の調査によると、大学職員を対象とした健診では、
- 20歳代で10.2%
- 30歳代で8.3%
- 40歳代で4.1%
- 50歳以上で2.5%
の人がアトピー性皮膚炎と診断されています。
この調査結果からも、大人になってからアトピー性皮膚炎を発症する可能性があることがわかります。
アトピー性皮膚炎の定義には、「頻度は低いが思春期/成人発症のアトピー性皮膚炎も存在する」と記載されています。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
(参考文献)
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