視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)のリハビリは、どのように行いますか?
理学療法、作業療法、言語聴覚療法、心理療法など、あらゆるリハビリを組み合わせて行います。
理学療法では、運動能力・バランス能力・筋力の維持と向上を目指します。週に2回30分程度、中等度の強度のリハビリを行うことが推奨されています。理学療法を行うことで、体のだるさも改善すると言われています。
作業療法では、指先の細かな動きなどをリハビリするため、日常生活や社会復帰に向けて個人個人の必要な機能を改善することを目指します。例えば、箸を使うであったり、キーボードを打つであったりします。
言語聴覚療法では、嚥下や呂律障害のある方は、飲み込みや話し方の練習をします。
心理療法では、病気を患ったことで起こるうつ状態の改善や、記憶力の向上を目指します。
これらのリハビリを個人個人に合った形で組み合わせて行っていきます。
また、リハビリでは、身体の状態を数値化することもできるため、病気の再発の早期発見につながることもあります。
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最終更新日:
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
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視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)
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視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の場合、寿命はどれくらいですか?
視神経脊髄炎が寿命に影響するとの報告はありません。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、治る可能性はありますか?
根治療法はありません。再発を防ぐ治療をしていきます。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)は、難病ですか?
はい。視神経脊髄炎は、国の定める指定難病に含まれます。
抗AQP4抗体とはなんですか?
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の原因となる、誤って自分を攻撃してしまう自己抗体です。
ウートフ現象(ウートフ徴候)はどのような症状ですか? 起こさないための工夫はありますか?
体温の上昇により症状が悪化する現象です。体温の上昇を防ぐようにしましょう。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)治療の副作用として、抜け毛がみられた場合の対処法はありますか?
受診し、主治医に相談しましょう。
視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の後遺症に、しびれはありますか? しびれが出た場合の対処法はありますか?
はい、あります。新たにしびれが出た場合は、受診して主治医に相談してください。
「ステロイドパルス療法」「免疫グロブリン療法」「血漿浄化療法」とは、それぞれどのような治療法ですか?
ステロイドパルス療法は、免疫機能を抑えます。免疫グロブリン療法は詳細な機序はわかっていませんが、異常な抗体の作用を抑えます。血液浄化療法では、血液中の異常な抗体を取り除きます。
「視神経脊髄炎」とはどのような病気ですか?
視覚情報を伝える視神経が炎症を起こす病気です。脊髄神経にも影響し、うでや足にも症状が生じます。
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