成長ホルモン分泌不全性低身長症を放置するとどうなりますか？

成長ホルモン分泌不全性低身長症を治療せずに放置すると、身長の伸びだけでなく、大人になってからの健康にも様々な影響が及びます。

成長期への影響

最も大きな影響は、身長が伸び悩み、著しい低身長のまま成人になることです。

成人後の健康への影響

さらに、成長ホルモンは大人にとっても体の調子を整える重要な役割があるため、不足したままだと以下のような問題が起こりやすくなります。

• 体つきの変化：筋肉量が減り、お腹周りの内臓脂肪が増えやすくなる。
• 骨への影響：骨がもろくなり、将来、骨粗しょう症になるリスクが高まる。
• 生活習慣病のリスク：悪玉コレステロールが増えるなど、脂質代謝に異常が出やすくなる。
• 心理的な影響：身長が低いことで、自己肯定感が低くなるなど、心の問題につながることもあります。

これらの影響を防ぐためにも、早期の診断と適切な治療が非常に重要です。