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二の腕(肩から肘の間)が痛い
という症状の原因と、関連する病気をAIで無料チェック

更新日:2024/04/15

監修医師:
濱畑 智弘(山田記念病院 整形外科・部長)

「二の腕(肩から肘の間)が痛い」がどの病気に関連するかAIでチェックする

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「二の腕(肩から肘の間)が痛い」がどの病気に関連するかチェック

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二の腕(肩から肘の間)が痛いという症状について「ユビー」でわかること

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「二の腕(肩から肘の間)が痛い」はどんな症状ですか?

二の腕(肩から肘の間)が痛いとは

二の腕(肩から肘の間)が痛い」に関連する症状はありますか?

  • 両上腕に筋肉痛がある

  • 左上腕に筋肉痛がある

  • 右上腕に筋肉痛がある

「二の腕(肩から肘の間)が痛い」のQ&A

  • A.

    上腕二頭筋の筋肉痛や脇の下にあるリンパ節の病気、頚椎症のような首の病気などが原因として考えられます。

    解説

    二の腕の内側が痛む場合、上腕二頭筋という腕を曲げるための筋肉の痛みや脇の下の痛みが考えられます。また首の病気が原因で、首から腕に向かう神経が痛んでしまい、二の腕に痛みを感じる場合があります。

    上腕二頭筋の痛み

    上腕二頭筋は物を持ち上げたり、ひっぱったりする際に働く筋肉です。
    スポーツや仕事でこの筋肉が筋肉痛を起こした場合、二の腕の内側に痛みを生じます。
    上腕二頭筋の腱の炎症や断裂を起こすこともありますが、その場合は肩や肘に痛みを感じることが多いです。
    二の腕の内側に痛みを感じることは少ないため、この場合は症状が異なります。 

    脇の下の痛み

    脇の下には、リンパ節が多くあります。このためリンパ節が腫れるような原因があるときに二の腕の内側に痛みを感じることがあります。
    リンパ節が腫れる原因のひとつに、細菌感染症やウイルス感染症(風邪やインフルエンザなど)のように外敵が体内に侵入した際に免疫反応が働くことがあります。ワクチン接種でも、体内で免疫反応が活性化されリンパ節が腫れることがあります。
    その他に、特に女性では、乳がんが脇の下のリンパ節に転移をすることがあります。もし乳房にしこりを触れるようであれば乳がんの可能性があります。
    また、脇の下は、「粉瘤」という腫瘍(腫れ物やしこり)ができやすい場所でもあります。これは、皮膚の下に老廃物がたまって排出されなくなり段々大きくなる良性の腫瘍です。痛みとともにしこりがあれば、粉瘤の可能性もあります。

    首の病気

    頚椎症や頚椎椎間板ヘルニアなどの首の病気では、首から腕に向かう神経を圧迫するため、二の腕の痛みやしびれの原因となります。腕や肩を動かしても症状の強さがあまり変わらない場合に、首の病気の可能性が高くなります。
    比較的二の腕の外側にしびれや痛みを生じやすいですが、神経の圧迫される部位によっては二の腕の内側にも症状が起こります。
    首を反らして上を向く、猫背で下を向くなどの姿勢や長時間のデスクワークが首の病気を悪化させる原因となります。

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  • A.

    骨折や脱臼、腱板損傷や肩関節周囲炎(五十肩)、石灰沈着性腱板炎などが原因として考えられます。

    解説

    二の腕が痛くてほとんど上げることができない場合、次のような状況が考えられます。

    骨折や脱臼

    スポーツや事故、転倒などで強い力が肩や腕にかかってから強い痛みが始まった場合には上腕骨の骨折や肩関節の脱臼の可能性があります。これらの場合、動かそうとするとかなり痛みが強いことや、骨が正常の位置と異なるため筋肉による正常な動きが出来なくなります。不安定なままだと痛みが強いため、痛みの無い方の手で怪我をしている腕の肘を支えるような姿勢をとるようになります。
    骨折では「ずれ」が大きいほど上手く動かせなくなります。手術が必要になる可能性があります。
    脱臼では、肩のまわりの血管や神経を圧迫して損傷してしまう可能性があるため、なるべく早急に元の位置にもどす(=整復する)必要があります。

    腱板損傷

    肩には腱板(けんばん)という、肩を動かすために重要な筋肉の集まりがあります。若い方では、スポーツや転倒で強い力が肩にかかった際に、中年以降の方では特別なきっかけが無くこの腱板が損傷してしまうことがあります。
    特に真横に腕をあげる際に必要な腱板が切れやすいという特徴があります。
    重症の損傷の場合には、肩に上手く力が伝わらず持ち上がらなくなります。動かそうとした際にジョリジョリという変な音が聞こえるという方もいます。
    年齢やスポーツ活動などを考慮したうえで、手術が必要になる場合があります。

    肩関節周囲炎

    40代以降に多い、肩から腕にかけての痛みを生じる病気です。年齢とともに痛んだ肩の筋肉や腱が炎症を起こし、肩の動きが全体的に悪くなります。
    病気の初期は、炎症のため強い痛みを感じながらも我慢しながらであれば腕を持ち上げることが出来る場合が多いです。
    しかし、痛みが長引いて時間が経過してくると、肩のまわりの構造の伸縮性が落ちて、肩の動く範囲が狭くなっていきます。他人が腕を持ち上げようとしてもある範囲よりは広く動かせない状況が長期につづく「凍結肩」となり、治るまでに年単位の期間が必要となる場合があります。

    石灰沈着性腱板炎

    肩の筋肉や腱に石灰(カルシウム結晶)が沈着することにより強い炎症をおこす病気です。突然の強い痛みを生じます。
    レントゲン検査で石灰を確認することで診断します。
    人によってはかなり強い痛みであり、まるで骨折のように腕を上げることが困難になる場合があります。

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  • A.

    更年期症状のひとつに肩の関節痛や二の腕の痛みがあります。関節リウマチや腱板損傷などとも紛らわしい場合があるため、症状が続く場合は整形外科を受診しましょう。

    解説

    更年期症状のひとつに肩の関節痛があります。肩の痛みは二の腕にも広がって感じることが多いです。
    女性は40歳を超えるころから女性ホルモンが減少し始めます。更年期症状の代表的なものには、ほてり、発汗、うつ症状、不眠、動機、めまいなどがありますが、関節の痛みもこのうちのひとつです。代表的な関節まわりの症状には以下があります。

    これらの症状は関節リウマチの症状とも似ているため、念のため、関節リウマチの検査を行う場合もあります。
    また、更年期の年代は肩関節周囲炎や腱板損傷を生じやすい年齢でもあります。骨粗鬆症の程度が強い場合には、転んで少しぶつけただけでも肩のまわりの骨を骨折することがあります。
    このように二の腕の痛みがある場合は、更年期症状以外にもさまざまな原因が考えられるため、痛みがなかなかよくならない場合には、まず一度整形外科を受診しましょう。

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二の腕(肩から肘の間)が痛いという症状はどんな病気に関連しますか?

二の腕(肩から肘の間)が痛いという症状の原因となる主な病気は次のとおりです。
  • 後天性血友病
  • 神経障害性疼痛
  • 先天性血友病
  • 頚椎症
  • 肩関節周囲炎
  • 筋肉痛

最新のガイドライン・医療水準を取り込んだデータベースを元に関連する病気・症状を表示しています。

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監修医師

山田記念病院 整形外科・部長
濱畑 智弘 先生

診療科・専門領域

  • 整形外科
慈恵医大を卒業。 浅ノ川総合病院、厚生中央病院を経て2021年4月より浅草病院 整形外科に勤務。 整形外科一般および人工関節置換術を専門とする。 より広い視点で医療を捉えなおすことが出来るように2020年4月より立教大学ビジネスデザイン研究科に入学、2022年3月に卒業しMBA取得。
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